読書感想文で子どもの心と向き合う

夏休みの難関宿題?読書感想文。
今年は文章力養成コーチゆか先生の読書感想文指導をお願いしました。
ゆか先生の読書感想文指導の詳細はこちら
去年は読書感想文を書かなかったので、親子ともども初の読書感想文体験です。
ゆか先生の読書感想文指導は保護者ぐるみの指導です。
この指導は、保護者ぐるみの指導です。なぜなら、保護者の助けなくして、子どもそれぞれに合った指導ができないからです。保護者の方には、本を選ぶ段階から参加してもらいます。子どもにぴったり合った本を選べるのは、指導者ではなく、親です。子どもと一緒に本の世界を旅する、子どもの心と向き合うこの体験は、とても素晴らしいものになることでしょう
体験してみて、いろいろな発見がありました。

 選んだ本が意外だった

2016-08-31 20.57.28
百万回死んで百万回生き返り、そして最後に愛するねこの死に百万回泣いて、生き返らなかったねこの話。
小学校の課題図書があるのでそれにしたらいいんじゃないかなーと思いながら、本選びを息子に任せる事に。
大きな本屋に行って何冊か選んでおいでーと自由に選ばせた本の中から最終的に選んだのがこの本でした。
一緒に読んだことはないですが、多分保育園にあって一度は読んだことがあるはず。
本屋にはよく行くのですが、いつも鉄道雑誌のコーナー一直線で絵本コーナーに行く事がなくなってたこの数年。
どうやら、絵本だと短くて読むのが簡単だから〜という魂胆だったみたいですが、それにしてもこの本を選んだのはきっと何かしら意味があるんだろうな。。。
百万回死んで百万回生き返って。
百万回~という言葉の響きを面白そうに笑っていたけれど、作文を書いているうちにまだ言葉にできない何かが彼の中にある事に気が付きました。

 息子の価値観が垣間見れた

僕は何回かは生き返りたいな。
オリンピックで金メダルを取れるかもしれないから!
ねこは自分のことをすごいと思ってる。
ぼくが自分のことをすごいと思うのは、難しい勉強をどんどん進めているところ。
本を読んで印象に残った箇所を親子で深堀していく中で出てきた息子の言葉です。
おりしもリオのオリンピックのまっさい中。
生き返ったらオリンピックで金メダルを取れるかも!?ってあなたまだ8才だから現世で目指す手もありかもよ?と言いたいところですが、既に自分はそういう方向に才能ないって思ってるんですね(笑)
一方で、勉強ができる事が自信になってる。
まあ、親の目から見てもそうだよな〜と思うのですが、本人もそう思ってるのですね〜

完成した作文に使ったのは一部ですが、会話していく中で息子が持っている価値観をちらちらと垣間見れました。

添削でぐっとよくなった

最初は箇条書きのような状態で、果たしてこれは完成するのだろうか!?
と不安でしたが、なんとか文章に。
それを先生に添削してもらって、最後ぐっとよくなりました。
なるほど、こういう風にすれば息子の言いたいことや体験を削らずに、でも読書感想文にすることができるんだなあ。。。と。
私も子供のころ読書感想文が苦手だったけど、なんとなくこ〜書けば先生は喜ぶだろうなーというのがわかるので、そこから逆算して書いたようなところがあったっけな・・・
パターン2、優等生作文パターンwですね。

学校からは穴埋めテンプレート的プリントももらっていたのですが、こうやって親子で話をしながら&添削指導をうけながら書いていって、8才の彼と親の私だからこそ書けた感想文になったと思います。

最後に書いてみての感想を息子を聞いてみると、「よみだすのが難しかった」と答えました。
自分の気持ちを表現するのが難しい、ということのよう。
もともとあまり自分の気持ちを表現しないところがありますが、表現する言葉が見つからないのと、表現するのが恥ずかしい(もしくは嫌)なのと半々くらいなのかもな。。
そのうち、もっと話してくれなくなる時期がやってくるのでしょうねー(汗)
本について考えを親子であれこれ話してみる、ってとても贅沢で貴重な時間なのかもしれないなーと思った夏でした。
夏休みもおしまい。夏はあまり好きな季節ではないのですが、それでも夏の終わりはちょっと寂しいです。
来年はどんな本を選んでどんな話ができるでしょうか。
楽しみです。

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みゅー

経営企画・管理部門で働くワーキングマザー。 小学校2年生の息子は鉄道大好き!今年も乗りまくりの予感です